ジトジトとした台湾の夜。
髪と肌は湿気と汗ですでにベタベタ。
早く家に帰ってシャワーを浴びて、テキトーに炒飯でも買って、食べながらYouTube見たい。
そんな気持ちを抱きつつ、帰り道を歩いていると何か騒がしい。
騒がしさを感じる方へ方向転換し、曲がり角を曲がると‥‥
どこからどう見ても、「祭り」である。
しかし、写真を撮った日は10月の平日。祭りどころかただの平日である。
そう、台湾人にとって夜市はただの日常なのだ。
日本人の僕にとっては、台湾のジメッとした気候も相まって夏祭りとしか思えない。
『この雰囲気、最高や‥‥。』
僕は一目惚れしてしまった。
しかも、台湾にはいたるところで大小様々な夜市が毎晩開催されている。
二日三日の台湾旅行では当然ながら体験し尽くすことなど不可能だ。
個人的に台湾各地の夜市は「台湾の良いところ」を凝縮していると思っている。
細い路地に所狭しと並ぶ店、可愛い売り子、美味くて安い台湾グルメ、急に現れる謎のUFOキャッチャーゾーン。
目に入るもの全てから「台湾っぽさ」を感じることできる。
そして、夜市を端から端まで歩ききった後、やっと気づくのだ。
「満腹」であることに。
しかし、はちきれそうなお腹とは対照的に、脳みそでは「次ここ来た時はあの店に行かなあかん。」と計画まで立ててしまっている。
おそるべし、夜市商法。
読者の「士林夜市ならいったことあるよ!!!」という声が聞こえてくる。
ハッキリ言って、士林夜市を出して夜市を語るなどナンセンスである。
台湾にはまだまだ日本人の知らない魅力的な「夜市」がたくさんある。
ランキング形式で紹介しようとも思ったが、「夜市バカ」の僕にとって一つの記事で全ての夜市を語り尽くすことはできない。
今後、僕の出会った愛おしい「夜市」達をじっくり時間と字数をかけて、ホレた理由とともに紹介していこうと思う。
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