僕が台湾に初めて入国したのは2017年3月の話。
僕の参加していた留学プログラムは、留学前に二週間の研修に行く決まりになっていた。僕も例の如く留学半年前に研修で台湾に訪れた。入国審査を終え、桃園空港の到着ロビーについた時にはこの国が僕の人生を大きく変える事になるとは思ってもみなかった。
空港のある桃園市から宿泊先の台北市にバスで向かう道中に見える景色は、どんよりとした曇り空、大量のバイクと薄汚れたマンション群、決して華やかな印象ではなかったが、何故かウキウキとしていたことを今でも覚えている。
台北市に到着してまず感じたのは、想像以上の先進的な都市であることだ。決して大きくはないが、日本の都市に負けない利便性、ヒト・モノの充実がある。この点は自分が留学する上で、大きなプラスになったことは間違いない。そして、昨今の台湾ブームでご存知の方も多いと思うが、とにかくメシが美味い、かつ安い。この二点が台湾留学での生活への不安を打ち消してくれた。この時点で自分の台灣留学への決意は半分固まっていたと思う。
残りの半分は、「台湾人」である。「台灣は親日国家である。」というセリフを海外旅行好きの方は一度は耳にしたことがあると思うが、これは台北で一日過ごせば誰でも実感できると思うほど、本当に台湾人から「日本が好き」という気持ちがひしひしと伝わってくる。
もちろん、台灣は日本に統治されていたという歴史がある以上、日本に対して悪印象を抱いている方もいらっしゃることを踏まえると全員を一緒くたにするのは適切ではないだろが、少なくとも僕の台灣人との生活において、日本嫌いの台湾人に出会ったことはない。
台北のお店にはほぼ必ず日本語のメニューが用意され、多くの店員さんが日本語のセリフを話すのは当然のこと、道ゆくおじいさま、おばあさまも笑顔で話しかけてくる。この台湾人の親日感情は、留学中苦しい状況の僕を何度も救ってくれ、おそらくこれからも救われるのだと思う。
温暖な気候と美味しくて安いご飯、そして台湾人の優しい人柄によって作り出される雰囲気に包まれ、僕は台湾に惚れざるを得なかった。
このブログでは、僕の台湾への愛を語ることをモットーに綴っていきます。今回は少し抽象的になりましたが、今後は僕の留学で経験したこと・体感したことを基に、読者の方が台湾を好きになるためのポイントや、旅行や留学がより充実したものになるための情報も載せていきたいと思っています。
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