留学生はどこに住む??
留学することが決まって、まず初めに思うことといえば
「どこに住もうか‥‥」
ってことだと思います。
そういう時、ぜひ検討をオススメするのが「大学寮」
今回の記事では、そんな大学寮の様子や暮らしについて書いていきます。
台湾人学生の住居事情
日本人の大学生は、自分で部屋を借りる下宿生・実家生・寮生の三種類のうち、多くの方が下宿生、実家生のどちらかになると思います。
そして、寮生はどちらかというと少数派ではないでしょうか。
しかし、台湾の大学生は一人で下宿している人は少数派です。
台湾の家賃(特に台北)は割高ってこともあり、なかなか学生一人で借りている人は少ないです。
下宿していたとしても、二人部屋専用や洗面キッチン共同のアパートに住んでいる場合も非常に多く、シャアハウスしている人が多いです。
そんな住居事情もあり、
台湾の大学では自大学の寮を複数抱えている大学が少なくありません。
そして、これまたどこの大学でも人気なんですよね。
入寮希望者が多すぎて学期末ごとに毎回抽選が行われるほど。
僕の台湾人の友達も抽選を受けていました笑
抽選に落ちたら片道1時間の実家通いになるらしく、
「寮以外の下宿は家賃が高すぎるからダメだ」
と言ってました。
台湾人学生にとってはそれだけシビアな金額の差があります。
その友達は無事抽選に漏れて、実家通いしてましたが‥‥‥笑
では、実際に大学の寮はいくらぐらいなのか、そしてそのメリット・デメリットについて説明していきます
大学寮に住むメリット・デメリット
破格の家賃
やはり最大のメリットは、「家賃の安さ」でしょう!!
先ほども述べましたが、台湾(特に台北)の家賃は割高です。
正直、日本の都市部と変わらないぐらいの値段です。
部屋の広さや質を踏まえると高く感じるくらいです。
ユニットバスのワンルームでも軽く1万5千元は超えてきます。
それに対して、大学の寮は1学期1万〜2万元ぐらいが相場です。
1学期は4ヶ月くらいなので、月3千元前後といったところでしょう。
比べるまでもない、この安さ。
経済的に厳しい留学生にとってはありがたいですよね。
大学に近い好条件
これは日本の多くの寮でも同じことが言えますが、大学まで近いっていうのも大きなメリットの一つかなと思います。
敷地内に寮を構えている大学も多く、セキュリティ面も安心できるのは留学生活で要らぬ不安が一つ解消されるのではないでしょうか。
また、大学に近いということは、必然的に大きなバス停(色々な方面のバスが止まる)やMRTの駅が近い=交通の便が良いとも言えます。
色々な交通手段を使えるということは、遊びに行ったり、ちょっと探索することが気軽に行えることにつながるのでこれも留学においては重要なポイントですよね。
ルームメイトとの絆
これは人によったらデメリットになり得てしまいますが、台湾の寮では基本的には複数人との相部屋になります。
4〜3人ぐらいが平均ですね、僕の留学先の女子寮は6人部屋でしたが‥笑
しかし、個人的にはメリットだと思っています。
外国人や台湾人と共同生活を送るというのは、日本じゃまず経験できないことですし、ルームメイトがいることで「留学生活での孤独」を防ぐことができます。
友達づくりや人付き合いが苦手な人こそ、寮に住むことをお勧めします。
せまい・きたない・うるさい
デメリットですが、はい、題名を見た通りです。笑
まあ、安いから仕方ないですよね。
ただ、大学によっては様々なグレードの寮を準備しているところもあります。
ただ、これくらいのことでとやかく言うなら留学する意味ないと個人的には思います笑
「住めば都」ですよ。
台湾寮生活の実体験
注意すべきこと・困ったこと
湿気
とにかく、湿気が凄まじい。
夏冬関係なく湿度が高い台湾では湿気には気をつけてください。
何が困るかというと、荷物や衣服。
クローゼットの中の湿気をこまめに管理しないと、気づけばカビだらけ。
クローゼットの換気や湿気取りなどの除湿はこまめに行おう。
意外と見落としがちなのがスーツケースの中。
寮に到着してから帰国直前まで全く開けず、スーツケースの中が大変なことになっていることに帰国の準備を始めてから気づく‥‥
なんてことにならないように気をつけてください。
ルームメイト問題
個人的に一番きつかったのは「ルームメイトのいびき」です。
人のいびきの不思議なところは、気になり始めたらもう最後、
いびきを聞くと全く眠気がなくなるところなんですよね。
もうね、地獄です。
全く眠れないわ、授業は寝坊するわ‥‥
踏んだり蹴ったりです笑
でも、僕は留学生活の一つの経験だと思って、1年弱の間我慢して部屋の交換もしませんでしたよ笑
ただ、やっぱりきつかったかと聞かれればきつかったです。
貴重品管理
これも気をつけなければなりません。
ルームメイトが増えれば増えるほど、いろいろな人と共同生活を送るということなので、ここだけは性善説ではダメです。
もしものことがあった時、被害者だけでなく、そのほかのルームメイトも嫌な気分になります。
まずはルームメイトに「間違いを起こさせない」ことが大切です。
せっかくうまくなって言語を人を疑うために使いたくはないですよね。
自分の部屋に帰ってきても、貴重品管理だけは気を抜くことはないようにしましょう。
まとめ
個人的には、大学寮は留学に行くなら入るべきだと思っています。
経済的にも大きなメリットがあることもそうですけど、
なんてったって、ちょっとした家族みたいなものができますからね。
寮に入るか入らないかで、言語能力の発達にも差が出ると思いますし。
ただ、先ほども言いましたが、大学寮は入寮希望者が多いので留学生といえど簡単に入寮できるとは限りません。
交換留学などで留学される方は自分の大学などで寮などの条件を確認できると思いますが、私費留学等で行かれる方はその都度確認が必須です。
もし、寮という選択肢があるのであれば、寮に住んでみてはいかがでしょうか。
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