『オレが台湾にホレたワケ』#10〜ワーホリで見えてきたもの〜

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台湾生活1ヶ月経過

 台湾でのワーキングホリデーが始まって、1ヶ月。

忘備録的に今の感想を書き記しておこう。

 

まず、個人的な状況から。

今、僕は以前の台湾留学でできた知り合いのツテで台北市内のとある飲食店で働かせてもらっている。

給料も一人で暮らしていくには十分なぐらい頂いて、ワーホリするにはこの上ない状況をセッティングしてもらった。

 

ではそんな状況で、今、僕は何を思っているか。

 

結論から言うと、

『圧倒的にワーホリをしてよかった』と思っている。

私事で恐縮だが、僕の個人的な状況でワーホリに行くことは『強行突破』に近いところがあった。

 

それは後々、時が来れば話すとして、

一番伝えたいことは、「台湾で生活してみたい」「台湾に留学してみたい」と思うのであれば、まずはワーホリをやってみてほしい。

 

台湾に住んでみたいという願望の要因は各々十人十色のものがあると思うけれど、

思った以上に、ワーホリへ行くことで得るものがある。

(これは台湾に限らず言えること!!)

 

以下、ワーホリをしてみて感じたことをプラス要素、マイナス要素、共に挙げてみた。

 

社会に入り込むハードルの高さ

 交換留学や留学エージェントを通して台湾生活を始めるのと違って、ワーキングホリデービザを利用して台湾で生活を開始するにはいくつかハードルがある。

そのハードルを生み出している一つの要因は、ワーホリでは居留証が発行されない点だ。

 

居留証とは台湾で外国人が住む際に、パスポートとは別に中華民国政府が発行してくれる身分証明書だ。

 

この居留証があれば銀行通帳や携帯電話などをすぐに契約することができるが、逆にこれがないとなかなか作るのに労力と時間がかかる。

 

自分の場合は、ワーホリでお世話になる会社からの証明があったのでそうでもなかったが、一人でスタートした場合のことを考えると非常に手間がかかると思われる。

 

 

 できれば台湾へ来る前に準備できること(職場、住居等)はしていた方が絶対にいい。

 

留学生活では見えない部分

 僕は交換留学を一年弱したことがあるが、その留学とこの1ヶ月のワーホリでは、同じ台湾でもやはり全く違う世界が見えてくる。

 

 台湾の留学ビザでは留学生のアルバイトが認められない。

日本では昨今、留学生がコンビニや飲食店で働いているのをよく見かけるようになったが、台湾では不法労働になってしまう。

 

そう、つまり「交換留学」では台湾で「学生」という立場でしか活動できない。

それが何を意味するかというと、「出会いや活動の範囲が狭まること」だ。

 

学校の寮に住み、クラスメートと授業を受け、みんなで飯を食いに行く‥

 

もちろん、全く悪いことでもないし、むしろ留学中にすべきことだ。

しかし、交換留学で見えてくる世界はそこで止まってしまうのも事実。

 

 

一方でワーキングホリデーで出会う人々は台湾の社会人だ。

学生とは違う人種だ。

 

台湾の社会人がどういうスタンスで働いているのか、どういうところが日本人と違うのか、

 

もちろん、学生生活でもそういうカルチャーショック的なことは多くあったが、

なんというか「ステージチェンジ」というか、

 

「同じ台湾だけれども見えてくる社会が違う」

 

これはワーホリでしか体験できないことだと思う。

必死に話さなければならない理由

 もう一つ、ワーホリにある功名。

それは、「仕事だからヘマできない」という強迫観念。

これは驚くほどに言語学習に役にたつ。

 

もちろん学校の授業内でも、そういう気持ちを持って学習している方はいるだろうし、それができるならばわざわざ書く必要もないけれど、

思った以上に、人が何かを学習するときに「目的や理由、義務」があるとそこから湧き出るモチベーションは「単なる好奇心から湧き出でる学習意欲」とは天と地どの差がある。

 

自分は特に「仕事だから必死にやらねば!!」という思いが強く、渡台する前から自ら自然とプレッシャーをかけていた。

 

そんな気持ちを持ちつつ、いざ仕事が始まったら8割方中国語の職場で、かつネイティブスピード。

初めはさすがに「やべーーー」となったが、

自分でも驚くほどの速さで聞き取れるようになってきた。

 

やはり言語習得で一番大事なのは、方法論ではなく案外「気持ちや姿勢」といった精神論なのかもしれない。

 

こういう中国語を強制的に話さなければならない状態に自らを置けるのも、ワーホリの特典かもしれない。

止まらぬ冒険心

 個人的には、これが一番大きいのかなと最近思う。

 

台湾という外国で、台湾人相手に携帯や部屋を契約したり、台湾人と一緒に働いて、台湾人に接客して‥‥

 

この生活でドキドキが止まることはない。

 

「ちゃんと伝わっているのか」、「騙されてないか」‥‥

「今日はこれだけ伝えることができた!」

 

 

「安心感がない」ともとれるかもしれないが、

非常に刺激的だ。

 

こんな冒険心を果たして日本にいて体験できただろうか?

そう思うと、病みつきになってしまう。

今日も今日とて

 あと二時間ちょっとで仕事の時間だ。

 

しかし、日本にいた時のように「ああ仕事やあ」といったようなマイナスな気持ちではない。

「今日もいっちょ頑張るか」といった感じだ。

 

そんな前向きな気持ちを持てる日々だけでも、個人的にはワーホリをしてよかったと思っている。

 

ワーホリを考えている方はぜひ参考にしてください。

 

 

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